ヒストリー・日本編 - 5

1970年代:トヨタ・カローラ
1960年代後半の BC 戦争につづいて、1973年に3代目サニーを市場に投入した日産、1974年に3代目カローラを発売したトヨタは小型車でも熾烈な争いを演じます。この2台のスペックも、BC 戦争のブルーバード・コロナ同様近いものがありましたが、またしても販売台数ではトヨタが日産を圧倒しました。
この時期、忘れてはならない社会情勢はオイルショックです。1973年10月に発生した第4次中東戦争を原因として原油価格の引き上げが行われ、日本のガソリンは単なる価格上昇にとどまらず、休日はガソリンスタンドが休止されるといった措置も取られました。
それまで日本では車選びに際して、燃費はあまり重要視されてきませんでしたが、それが注目されるようになったきっかけでもあります。

1970年代:ホンダ・シビック
この時代の燃費性能は、現在のように地球環境を考慮したものではなく、主に金銭的理由で中もくされていましたが、その一方で排気ガスによる大気汚染が社会問題になった時期でもあります。
1970年には、アメリカで「世界一厳しい排ガス規制」と呼ばれたマスキー法が成立しました。あまりに厳しいその基準にメーカーが反発の声をあげる中、ホンダ・シビックが世界で初めてマスキー法をクリアした自動車となりました。
また、排気ガスが問題になるほど自動車が普及したということは、自動車の使われ方の変化にもつながります。シビックのほか、74年に登場したフォルクスワーゲン・ゴルフ、同時期のマツダ・ファミリアなどが人気を博し、車そのもの以上に、車を使って遊ぶことが楽しいと考えられるようになっていきました。

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