
第7章のヒストリー・世界編では、15人の偉大な自動車人の足跡をたどり、自動車産業・技術の発展を紐解きます。15人全ては実際に「CAR検 公式テキスト」を読んでいただくとして、ここでは何人かをピックアップして紹介いたします。
ヘンリー・フォード(1863 - 1947)
自動車の大衆化に大きく貢献したヘンリー・フォードです。
若くして時計修理のエキスパートだったフォードは、15歳で蒸気エンジンを作り上げた経験をもち、エジソン電灯会社在職中に、自宅でガソリン自動自転車を完成させました。
その後、設立した会社において経営陣に高級車の制作を要請されたフォードは「私は大衆のために車を作る」として、大衆車の制作に没頭します。
生産だけでなく、工員の労働時間や賃金、購入者へのリベートなど様々な工夫が行われたT型フォードは、実に1500万台以上も生産され、当時地球上を走る車の3台に1台がT型フォードになりました。
チャールズ・F・ケッタリング(1876 - 1958)
昔の映像で、自動車を発進させる際に、前面の大きなクランクを回してエンジンを始動させている様子を見た事があるでしょうか。現在では車に乗り込んでキーを差し込み、イグニッションキーをひとひねりすればエンジンが動き出しますが、かつてはこうやってエンジンを動かしていました。
チャールズ・F・ケッタリングは、発振器を使用した、信頼性の高いイグニッション・システムを開発し、自動車の発展を陰から支えた発明家です。現在の成分とは異なるものの、ケッタリングはハイオクガソリンの開発も行いました。